我が国で「軍事政権」というと、征夷大将軍をトップとする幕府がまず頭に浮かびます。

江戸幕府による政治が善政であったかどうかを軽々しく論ずることはしませんが、一般論として、民主政であるかいなかは、その政策の良し悪しとは関係がないと思います。

国家百年の大計という言葉がありますが、維新の元勲や帝国大学を出た官僚出身の政治家たちには数百年持ちこたえられる国家を設計することはできなかったのでしょう。

なぜ「文民統制(シビリアン・コントロール)」が大切なのかというと、暴力装置を無視した政治などありえないからです。

すなわち、民主的に軍や警察を動かしていない国は民主主義国家ではないということです。

それは単に「軍」や「警察」という名のつく組織の話だけではないことも指摘しておきます。国民が民主的なプロセスを経て銃などの武器を持つことを規制し、軍や警察が管理している。そしてそれが実効性を持っていることも大切です。


【参考】
「軍事政権だって、いいじゃない」という学生たち
https://globe.asahi.com/article/11530020